身近に潜む危険!トイプードルの低血糖の原因は?対処と予防法

皆さんは低血糖ってご存じですか?
低血糖についてあまり気にしていない方もいるかもしれませんが、
低血糖は身近に起こることで、これを見逃すととても危険です!
Aさん
低血糖の原因はご飯が少ないから?
うちの子は食が細いから心配・・・。
Bさん
低血糖って危険なの?どう対処したらいい?

本日は、

  • 低血糖について
  • 原因や対処と予防法

そして実際に体験したお話もお伝えしていきます。

低血糖の怖さを体感されたり、
うちの子、実は低血糖なのかもと気かれる方もいるのではないでしょうか。

これを知ることで、ワンちゃんの命が救われるかもしれません。
最後までじっくりとお読みください。

まずは低血糖についてお話します。

 

低血糖とは

血糖値

血糖値とは、体内を流れる血液中のグルコース(ブドウ糖)の濃度のことです。

人間や動物の身体には血糖値を正常に保とうとする機能が備わっていて、血糖値を下げるためにはインスリン、上げるためにはアドレナリングルカゴンコルチゾール成長ホルモンといったホルモンが活躍します。

ブドウ糖は、穀物や芋類、果物や砂糖等に含まれる糖質を摂取することで、体内でグリコーゲンという多糖類になり、エネルギー源として肝臓に蓄えられ、そこからブドウ糖に姿を変えて血液中に入り、全身の細胞に運ばれます。

血糖値の正常値:60〜120mg/dl

低血糖

血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が70mg/dl以下を低血糖の目安とされています。

血糖値が50mg/dlくらいに低下すると筋肉の硬直が見られるようになり、
40mg/dl以下では生命に危険が生じます。

主な症状

元気がない、ふらつき、ぐったりとしている、目がうつろ、食欲喪失、身体の下半身の麻痺、

痙攣、昏睡など

お家のワンちゃんにこのような症状はないですか?

では実際にワンちゃんが低血糖を起こした時の実体験をお話しします。
ご自分だったら、どうするだろうと想像しながらご覧ください。

低血糖の怖さを実体験

体験談

愛犬が突然、嘔吐下痢が止まらなくなり、足取りがおぼつかず痙攣まで始まったので慌てて病院に行って検査したところ、中毒による低血糖の可能性があり、応急処置をしました。

すると意識がはっきりとして痙攣も止まり、入院をすすめられましたが、とても怖がりな子で入院のストレスで体調を崩したこともあったので、自宅で様子を見ることにしました。

帰宅後も元気そうで安心していたところ、深夜になり、なんだか様子がおかしい。目がうつろで私の声掛けにも反応が薄く、あまり動かない。ただ眠いのか判断がつかず、深夜ということもあり、緊急病院ではないため病院にも連絡しづらく時間だけが過ぎていましたが、一向に眠る様子がなく意識ももうろうとし始めている気がしたので、病院に連絡しました。

病院に向かう途中から痙攣が始まり、口から泡が出ていました。幸い、すぐに処置をしてもらったおかげで一命をとりとめることができましたが、あの時、判断が遅かったらと思うと今でも恐怖を感じます。

低血糖の危険性を実感して以来、犬の食事にとても気を付けるようになりました。

どうでしょう。緊迫した状況が伝わりましたか?
このように、低血糖は身近に起こります。

こんな状況の中でも冷静に対応するには、
低血糖の知識を身につけておくことが必要だと実感されたのではないでしょうか。

一体、何が原因で低血糖になるのか気になりますね。
早速、原因を見ていきましょう。

 

主な原因

子犬の場合

  • 食事量が少ない
  • 空腹のまま激しい運動をする
  • 身体の冷え
  • ストレス
  • 先天性門脈体循環シャント
    (肝臓の貯蔵機能低下)
  • ウィルスや寄生虫による感染
  • 中毒
  • 下痢・嘔吐
    (感染や中毒、ストレス等が原因の可能性も)

生後3ケ月までの子犬に低血糖の症状が多くみられるようです。

子犬は肝機能が弱く、肝臓に糖を貯蔵する能力が十分ではない為に食事からの糖分吸収に頼っているので、食事の量が少なかったり、食事の間隔が長いと低血糖を起こしやすくなります。
食事の間隔が6時間~12時間程度空いただけでも低血糖症を起こしてしまうケースもあります

また、解毒能力も弱いので感染による低血糖にも注意が必要です。

成犬の場合

  • 食事量が少ない
  • 空腹のまま激しい運動をする
  • 下痢・嘔吐
  • ストレス
  • 腎不全
  • 多血症
  • 敗血症
  • 副腎皮質機能低下症
    (ホルモンの分泌低下)
  • 肝硬変
  • 門脈体循環シャント
  • 肝臓腫瘍
  • 膵臓腫瘍
  • 糖尿病
  • 中毒
  • キシリトール
  • エタノール
  • インスリン
  • エチレングリコール

成犬については、原因も様々で、膵臓の腫瘍によって血糖を下げるインスリン過剰分泌が起こったり、病気による薬物の副作用やキシリトール中毒など多岐にわたります。

注意

キシリトールには、インスリン分泌促進作用があり、犬用のお菓子に含まれる低濃度のものでも、体重10kgあたり1gの摂取で重篤な低血糖に陥る可能性があるようです。

気付かないうちに、おやつとしてあげていることも多いので、
購入の際はきちんと原材料の確認をしましょう。

低血糖になるにはたくさんの原因があることが分かりましたね。

「いざ、我が子が低血糖になった時、どうしたらいいのでしょう。」
私たちにできることは何かをお伝えしていきます。

 

対処法

軽度の場合

いつもより元気がなかったり、少しふらついた様子、意識はちゃんとある時は、
ブドウ糖を飲ませて様子を見ます。

ブドウ糖がない場合は、砂糖水(砂糖:水=2:8)を飲ませます。

症状が軽度の場合は、すぐに回復して元気になってきたのがわかると思います。

重度の場合

意識がもうろうだったり、ふらついて歩けない時はすぐに病院に行きましょう

対処が早いほど、回復するのは早いです。迷っている間に、症状はどんどん悪化していくので、迷ったときは病院に連絡して相談してください。

飼い主さんの冷静な判断が必要になります。

最後に、低血糖を予防する方法をご紹介します。
日頃の生活が重要になるので、こちらもしっかりと頭に入れておきましょう。

 

予防法

 

 

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まずは、自分のワンちゃんが低血糖になりやすいかどうかを把握しておくことが大事です。
特に食の細い子などは、定期健診の際に、獣医さんに確認しましょう。

病気による低血糖

定期的な診察の中で、
ワンちゃんの様子を伝えて、薬の量は適正なのか副作用などはないかを毎回相談しましょう。

ワンちゃんの体調を一番把握しているのは、飼い主さんなので、獣医さんにお任せではなく、飼い主さんと獣医さん、ワンちゃんと一緒に病気を治しているという意識をもって取り組むことが大事だと思います。

食事による低血糖

  • 食事の回数を増やして空腹時間を少なくする
  • 穀物や芋類、果物などの糖質の多いものをご飯に加える
  • 空腹時に運動をさせない
  • ブドウ糖を1日に数回与える

普段から血糖値を下げないようにしましょう。
日常的にブドウ糖を投与する際には、医師にご相談ください。

低血糖になりやすい子は、ブドウ糖を常備しておくとすぐに対処できて安心ですね。
参考までに、おすすめのぶどう糖をご紹介します。

①ぶどう糖 ヤギミルキー
1粒ずつ個装になっているので携帯用にも便利です。

原材料:ブドウ糖98%、ナチュラルヤギミルク2%
カロリー:12kcal/粒
小型犬(~8kgまで)の場合:1日1粒(適度な大きさに砕いて分けて与えてください)

 

②グルコ100
粉末パウダーで、
自宅で定期的にあげるのにおすすめです。

原材料:グルコース(ブドウ糖)
カロリー:400kcal/100g
内容量150g(専用スプーン付き、1杯約2g)

まとめ

 

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いかがだったでしょう。
低血糖についての知識は身についたでしょうか?

低血糖は、とても身近に起こりやすく、そしてとても危険です。

食事やストレス、病気、中毒、感染など
様々な要因が引き金となり、起こります。

軽度の症状の時は、ぶどう糖の投与
重度の場合はすぐに病院で応急処置をしてもらいましょう。

対処することですぐに回復することも多いですが、
飼い主さんの判断が遅いと命の危険を伴う可能性もあります。

対応に迷ったら、獣医さんに相談しましょう。

そしてワンちゃんの低血糖の原因を把握していると、予防法もわかります。

  • 病気が原因なら獣医さんとよく相談する
  • 食事が原因なら、食事の回数や内容を変える。
  • 必要に応じて、ぶどう糖を常備するなど。

私たちができることもたくさんありましたね。

本日お伝えした内容を覚えていれば、もう安心だと思います。
個々の状況に合わせて、できることから始めてみましょう。

ワンちゃんの食が細くて心配な方には、こちらの記事も参考にされてください。

トイプードルの食が細い理由を解明!!もう心配いらない解決法

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