犬のでべそに要注意!?今すぐ出来る5つのセルフチェック法

ワンちゃんにもでべその子がいるってご存じでしたか?

えっ!?でべそ?なんだか愛嬌があってかわいい!
ちょっと待って!”でべそ”って、病気なんじゃないの?
そうなの!?”でべそ”は個性だと思っていたけど…。本当に病気なの?
獣医
そのとおりです。”でべそ”には、治療の必要がない”でべそ”と、手術をしなければ命に関わる”でべそ”があります。
たかが、”でべそ”と思っていたけど、そんなに怖い病気の可能性もあるんですね。
獣医
そこまで、恐れる必要はないですよ。子犬の時にでべその仔は意外と多くいて、そのほとんどは自然治癒していきます。きちんと、愛犬がどんな種類の”でべそ”かをまず調べて必要に応じて整復すれば、元気に安心して生活できるようになりますよ

そこで、この記事では

レ 本記事の内容
・でべその原因と症状
・でべそのセルフチェック方法
・でべその治療法

について取り上げますので、この記事を読むと、でべそについてよく理解でき、大切なワンちゃんを病気から守り安心して生活することができます。よかったら最後までお付き合いください。

 

でべそとは?病気?

ワンちゃんのおへそは通常は平坦です。よく見て触らないとわかりにくいほどです。

しかし、でべそは、文字の通りおへそがお腹より突き出ている状態のことをいいます。

でべそ”と言われているものには大きく分けて3つあります。

  1. 脂肪組織
  2. 穴が閉じた後もおへそ膨らみが残っている
  3. 臍(さい)ヘルニア

①と②は、特に治療の必要はありません。しかし、今回とくに注意したいのは臍ヘルニアです。

獣医
臍ヘルニアの場合は、重症化すると命に危険が伴う病気を引き起こすので、注意が必要です。
臍ヘルニアってどのような病気ですか?

 

臍ヘルニアの原因と症状

ソース画像を表示

(引用:https://wanchan.jp/living/detail/12839)

原因

赤ちゃんが産まれたあと、へその緒は皮膚や筋肉にくっつき付着部の組織がグッと収縮して穴が閉じておへそのできあがり、ということになりますが・・・

その収縮過程がうまくいかず、穴が開いたままになってしまって、その穴からお腹の臓器(腸管など)が、おへその皮膚に覆われて飛び出てしまう状態臍ヘルニアといいます。

獣医
言葉だけではイメージしにくいと思うので、図にすると分かりやすいですよ。
臍ヘルニアとは、図のように腸管などの臓器が飛び出している状態のことをいいます。

引用先:https://www.ho.chibau.ac.jp/

うわ~!痛そう(汗)
こんな状態になると、ワンちゃんにはどんな症状が出るんですか?

症状

多くの臍ヘルニアには症状がなく無処置でも大丈夫な場合がほとんどですが、しかし、臓器が何度も出入りを繰り返しているうちに戻らなくなり、上の図のように臓器が飛び出したまま締め付けられてしまうと、血流がスムーズに循環しなくなります

獣医
腸管などの臓器が締め付けられている状態を「嵌頓(かんとん)」と言います。こうなると大変です。「腸閉塞」を起こし、ワンちゃんの命が危険になります。

臍ヘルニアが嵌頓状態になると、以下の症状が出ることがあります。

  • 食欲がなくなる
  • ショック状態になる
  • 発熱・嘔吐
  • 痛み
  • 臍ヘルニア部が紫や赤黒く変色している

このような症状が見られたら、臓器が硬化し機能が失われつつあるサインです。

命の危険がありますので、すぐに、動物病院に連れていきましょう

このような症状が出たら、かなり危険な状況になっているってことですね。
そうなる前に何か予防はできないでしょうか?
獣医
一番の効果的な予防法は、事前に疾患リスクを取り除いておく事になります。
その前に、今すぐできることとして、愛犬が臍ヘルニアの可能性があるかセルフチェックしてみてください。そして、臍ヘルニアの可能性がある場合や不安な場合は動物病院で詳しい検査をしてもらいましょう。

 

もしかして臍ヘルニア?5つのセルフチェック方法!

(引用:https://mogvenus.com/toiplife/onaka/)

大切なワンちゃんが、臍ヘルニアかどうか、まず自分でチェックしてみましょう!

5つのセルフチェック方法
  1. 生後6か月が過ぎても、へっこまない。もしくは、大きくなっている
  2. おへそを指で押してみると、奥の方に穴の淵があるのがわかる
  3. 犬の体勢によって膨らみ加減が変わるのがわかる
  4. 吠えた時など、お腹に圧力がかかるとおへそがポコッと膨らむ
  5. お腹に腹圧がかかっていない時は凹んでいるのがわかる

※おへそを押すときは優しく力を入れないようにおこなってください。

この項目に当てはまる場合は、臍ヘルニアになっている可能性が高いので、動物病院で詳しく検査してもらい今後の治療を相談ことをおススメします。

 

臍ヘルニアどうすればいいの?

臍ヘルニアの治療法は手術になります。

しかし、どんな臍ヘルニアも必ず手術しなければならないというわけではありません。

手術の必要のない臍ヘルニアと、手術の必要な臍ヘルニアをみていきましょう。

手術しなくてもいい臍ヘルニア

【生後6か月未満の場合】
でべその子犬は意外と多くいます。しかし6~8カ月頃までにはほとんどの仔がいつのまにか治っているというケースも多々ありますので、6カ月頃までは様子を見ましょう

【でべその根元に脂肪がつき臓器が飛び出す心配のない場合】
手術せずに経過を観察することもあります。外見上の問題を気にされたり、不安に思われる方は、去勢・避妊手術などの手術の際に一緒に整復することが多いです。

手術したほうがいい臍ヘルニア

【臓器が飛び出したまま戻らない場合】
腸管などの臓器が戻らない場合は、飛び出したまま穴が締め付けられている可能性があります。痛みが伴い、ワンちゃんの命の危険がありますので緊急手術が必要になるでしょう。

【臓器が飛び出したり戻ったりしている状態の場合】
急に飛び出した臓器が戻らなくなるということもあります。重症化する前に疾患リスクを除去しておくと安心です。

獣医
腸閉塞になる前の臍ヘルニアの手術は30分程度で、手術後1週間から10日で抜糸となります。その後は、再発の心配はありません。去勢・避妊手術と一緒に整復する方も多いです。そうすると、ワンちゃんの負担も少ないだけでなく治療費も少なくてすみますよ。

 

まとめ

でべそは多くの場合、見た目の問題だけであって、治療は特に必要がな場合がほとんどです。命の危険に関わる可能性もかなり低いです。

しかし、臍ヘルニアは注意が必要なでべそです。腸閉塞」を引き起こす可能性があり、命の危険が伴ってきます。

ヘルニアの治療法は、手術のみになります。

まずは、自宅でできる臍ヘルニアのセルフチェックを行って、臍ヘルニアの可能性がある場合は、万が一のことを考えて、早めに動物病院に連れていき、獣医の判断を仰ぐことをおススメします。

腸閉塞を引き起こしてからは、大変です。ワンちゃんも痛み苦しみ可哀そうです。治療期間もお金も余分にかかってしまいます。

それでもし、避妊や去勢手術を受ける予定なら、そのタイミングで一緒にヘルニアの整復手術も行うと安心ですね。

手術が終わって回復すれば、再発の心配ありませんので、安心して愛犬との生活を楽しむことができます。

では、大切なワンちゃんの体を日ごろからチェックしてあげて、病気から守ってあげてくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

カテゴリー

アーカイブ