トイプードルの先天性疾患とは?子犬を選ぶ際の注意点8つ!

ワンちゃんとやっと一緒に過ごせる!パパが買ってもいいって言ってくれたの!!
どんな子がいるのかな?どんな子がいいのかな?

と、ワンちゃんを迎えることになったら、きっとワクワクする気持ちでいっぱいでしょうね。

ワンちゃんをお家に迎えようと思った時に、ワンちゃんに出会える場所は、ペットショップや保護犬などのシェルター、ブリーダーなどはたくさんあります。

あなたは、どこにワンちゃんを迎えに行こうと考えていますか?

ワンちゃんを迎えに行くのは、信頼できるところにしなければ、思い描いた生活と違い、思わぬ苦労をすることになるかも知れません。

注意しなければいけないのは、ワンちゃんが先天性疾患を持っているかも知れないということを頭に入れておくことです。

犬種によってかかりやすい病気があったり、お父さんやお母さんなどから遺伝的に受け継いでいるケースなど理由は様々です。

事前に、そのようなリスクを少しでも減らす事ができればよいと思いませんか?

今回の記事では、

今回の記事
  • 先天性疾患の原因は?
  • トイプードルの先天性疾患は?
  • 遺伝子検査で調べられる病気と費用について
  • 遺伝子検査できない病気はどうするの?
  • 子犬を選ぶうえで注意すること
についてまとめました。

子犬を選ぶ上で注意することなど情報をお伝えしていきます!

 

 先天性疾患の原因は?

先天性疾患とは、”生まれたときからもっている何らかの病気”のことを言います。

もちろん以前よりも交配に気を配っていて、少しでも遺伝的な疾患を減らす傾向にありますが、完全に防ぐことが難しいのも現状です。

それでは、なにが原因で先天性疾患になってしまうのでしょうか?

先天性疾患の原因
  1. 染色体や遺伝子の変化によるもの
  2. さまざまな遺伝子や取り巻く環境が複雑に影響しているもの
  3. 取り巻く環境や催奇形を引き起こす物質(例えば薬物など)が影響しているもの

生まれてきたときにわかる病気もあれば、生まれた後にしばらくしてからわかる病気も。一見健康的な生活を過ごしていても突然病気が見つかったりする可能性も十分あります。

 

 トイプードルの先天性疾患は?

犬種によっても罹りやすい先天性の疾患があります。トイプードルはどのような病気のリスクがあるのでしょうか?

眼・耳の疾患

  • 進行性網膜萎縮症

眼の網膜が進行的に変化しながら萎縮することで視力が低下してしまい、最後は失明して眼が見えなくなってしまう病気です。

初期の段階では、夜のお散歩時や暗い所で見えづらそうな様子がみられます。物につまずいたり、ぶつかったりする行動で視力の低下に気づくことが多いです。

  • 白内障

眼の中でカメラのレンズのような役割をする水晶体が白く濁ることで起こります。
進行性で視力が低下していき、残念ながら戻ることはありません。

トイプードルは白内障になりやすい犬種で、生まれたとき(先天性)〜6歳未満の若いとき(若年性)に多くが発症します。進行性網膜萎縮のような別の遺伝性の疾患から2次的に発症する場合もあります。

治療方法は、手術や点眼薬、サプリメントなどが挙げられます。

  • 先天性難聴

生まれつき耳が聴こえなかったり、耳の内部がうまく形成されないため生後まもなく耳が聴こえなかくなるケースがあります。

(チャンネル:非営利動物保護団体ととのん)

脳・神経の疾患

  • ガングリオシドーシス

糖脂質の1つであるGM1ガングリシオドが分解されずに細胞の中にどんどん蓄積され、細胞が死んでしまう病気です。

生後6ヶ月くらいで発症し、歩行に異常がみられはじめ、徐々に頭や姿勢を保つことが困難な状態になります。最終的に眠り続けるような状態になり、死んでしまいます。

  • 水頭症

脳の中は脳脊髄液とういう液体で満たされています。水頭症は脳の中にこの液体が過剰に溜まってしまい脳の部屋が通常よりも大きくなってしまった状態です。

小型犬に多く、見た目はおでこが出たようなドーム型です。また、脳が圧迫されることでけいれん、ぼーっとしている、くるくる回るなどの症状がみられます。

  • てんかん

てんかんは慢性的な脳の病気で、突然けいれん、泡を吹くなどの症状が起こります。

30秒~数分で落ちつき、てんかんが収まった後の多くは、元通りになります。原因や発作の頻度などはさまざまです。

心臓の疾患

  • 動脈開存症

子犬がお母さんのお腹の中にいるときは、肺動脈と大動脈をつなぐ動脈管という管があります。
通常、生まれたあとに動脈管は塞がれていきますが、動脈開存症の場合は塞がれずにそのまま残っています

そのため、全身の血液循環がうまくできず、咳や疲れやすいなどの症状がでてきます。初めは元気なことが多いですが、徐々に症状がみられ、肺水腫や腹水を伴い、そのままにしておくと、3歳までに亡くなってしまう子も多いです。

血液・ホルモンの疾患

  • フォンビルブランド病

 フォンビルブランド病とは、血液が止まりにくくなる病気です。

フォンビルブランド因子は、血小板の止血にかかわる大切な因子です。この因子が生まれつき少ないもしくは、しっかり働いていないために起こります

関節の疾患

  • 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)

別名パテラとも呼ばれ、後ろ脚の膝関節にある膝のお皿(膝蓋骨)が、ずれたり外れたりしてしまう病気です。

トイ・プードルは他の犬種の中でも発症率が高く、兄弟犬に膝蓋骨脱臼を発症した個体がいるといない場合と比較して16.2倍リスクが高かった報告もあります。

(チャンネル:yuzupon vlog)

皮膚の疾患

  • アトピー性皮膚炎

1〜3歳の若い頃から発症することが多く、舐める、噛む、引っ掻くなどのかゆみの症状がみられます。

原因は複雑です。アレルギー体質や皮膚バリアの機能が低下していることで、ハウスダスト、ダニ、花粉、真菌などがアレルゲンとなり、これらが皮膚から吸収されると皮膚炎を引き起こします。

掻く→炎症→神経が過敏になりかゆみや炎症が発生するという悪循環が生まれ、慢性化すると皮膚が厚くなる、色素沈着、脱毛がみられます。

遺伝子検査で調べられる病気と費用について

病名 費用(参考)
進行性網膜萎縮症 1項目:5000円〜
緑内障 セット価格
遺伝性白内障 2項目:7,500円〜
コリー眼異常 3項目:14,000円〜
 GM1-ガングリオシドーシス 検査キット一式:59,800円
セロイドリポフスチン症 オプション
変性性脊髄症 再検査代
遺伝性好中球減少症 追加検査キット代
イベルメクチン感受性 検査結果証明書発行代
フォンウィルブランド病 再発行代など

上記に挙げた疾患は、国内で遺伝子検査が可能です。
もちろん、すべての検査を行う必要はありません。それぞれの疾患には罹りやすい犬種がありますので、ご必要に応じて活用することが大切です。

安心のために、遺伝子検査を取り入れているペットショップやブリーダーも増えていますので、気軽に質問をしてみてもよさそうですね。

以前よりも手軽に検査ができるようになっており、ご自宅にキットを送付してもらい、ご自身で採取して検体を送付して結果を待つという流れです。結果は2週間〜1ヶ月弱かかります。

補足 どこで検査できるの?

検査ができる会社を3つご紹介します。
検査会社を選ぶポイントは、検査したい項目、解析精度、検査する機関、再検査可能な回数値段基準に比較することです。もしご興味があるようであれば、チェックしてみてくださいね。

  1. 株式会社VEQTA https://www.veqta.jp/
  2. 株式会社Pontely https://www.pontely.com/
  3. DNA FACTOR株式会社 https://www.dna-kensakit.com/pet-dog-hab/

 

遺伝子検査できない病気はどうするの?

遺伝子検査で分からなくても、一般検査や血液検査から精密な検査(レントゲン検査、エコー検査、MRI、CTなど)を行うことで病気を見つけることができます。

例えば、動脈開存症のワンちゃんは聴診をすると異常な血液の流れとして雑音が聴こえ、エコー検査に進むと病気がわかります。

色々な検査をすれば病気が見つかるかもしれませんが、“おやっ?“と思って動物病院に連れて行かなければ検査にたどり着きません。

そのため、早めに症状の変化に気づくことが1番重要です。ちょっとした変化に気づくことは難しいかもしれませんが、気になった時に気軽に相談できるかかりつけの動物病院をもっておくことが安心ですね。

 

子犬を選ぶ際の注意点8つ!

ここはかなり重要です!
初めにワンちゃんを欲しいと思った時に、まず思い浮かべるのがブリーダーさんやペットショップ等で子犬を売買してもらうという風に考えるのが一般的だと思います。

下記にも詳しく記載しておりますが、法律上で一般的にペットショップ等で出回っているワンちゃんは先天性疾患やその他の病気について厳重に管理はされているので可能性としては少ないですが、それでも何らかの病気を患っているか、後に発症してしまう恐れのあるワンちゃんも売買されているのが現状です。

特に、一般の方が飼っているワンちゃんが繁殖してしまった子犬などを譲り受ける行為は上記のような事が起こりうる可能性が大ですので注意が必要です!

そこで、簡単ではありますがペットショップ等や知り合いから譲り受ける際の注意点を紹介していきます。

健康チェックリスト

  1. 目 (目ヤニ、涙焼けなどがない)
  2. 耳 (耳の中が乾いていて、臭いや汚れがない)
  3. 口 (歯がキレイで、口臭がない)
  4. 尾 (元気よく尾を振れているか)
  5. 肛門(下痢気味だとウンチなどの汚れが目立つ、キュッとしまった形をしているか)
  6. 四肢(肢がしっかりしていて、走り方等に問題ないかどうか)
  7. 毛並(色やツヤがあり、べたつき、発疹、臭いがない)
  8. 体格(肉付きが良く、痩せていない)

ワンちゃんの性格を知る上でも大事ですが、健康状態をチェックする上でも実際に会ってみて一つ一つ項目を確認しながら判断していくといいと思います。

ワンちゃんを選ぶという行為自体は、あまり聞こえのいいものではありません。

人間側の都合で繁殖され何かの疾患や病気があればどうにもならない、そんなエゴがあったりもするのでとても悩ましいことではありますが、実際に自分たちが飼う上でそのワンちゃんを一生涯幸せな時間を共に過ごしていきたいと思った時に、そういったリスクから自分自身がどう対処できるのかというポイントも念頭において考えていかなければなりません。

何かの病気や疾患にかかっているワンちゃんの看病をしながら一緒にすごせるのかどうか、そのストレスでワンちゃん自体を犠牲にせざる負えない状況になるやもしれないので、そういったことを防ぐためにも子犬時の健康チェックにおいて見極めることが出来る可能性があるのであればやっておくべきだと思います。

少し暗い話になりましたが、いろんな面から考えて何がbestなのかを選んでワンちゃんとの幸せな時間を築いていきたいですね。

弁護士
それでは令和元年に改正された動物愛護管理法や債券法改正などを踏まえて、法律の視点からもご説明しますね。

  1. 売主に対して、契約不適合責任を追及できる
    契約のないように適合しないペットが引き渡されたときは、関連する治療や代わりのペットを引き渡し、不足している血統書などの書類の交付を求めることができます。その他、減額請求や契約の解除、損害賠償責任の請求なども可能です(追完請求)。
    一方で、不適合の原因が買主側に責められるべき理由や落ち度、過失があった場合は請求できません。
  2. 販売後に動物が病気にかかっていたことが判明して、死んでしまった場合
    事業者と個人との売買する契約には、消費者契約法の適用があります。契約書に上記のような場合でも店は一切責任を負わないなどの免責条項が入っていても、消費者にとって一方的に不利益になる免責条項は無効になることが考えられます。
  3. クーリング・オフ制度はない
    自宅に押し売りがきて犬を買わされた場合は訪問販売にあたるため、適応となりますが、自らペットショップに足を運んで購入した場合は、クーリング・オフの適用にはなりません。
    簡単には取り消しできないため、十分に検討した上で購入しましょう。
  4. 動物販売業者の説明義務・対面販売義務など
    ペットを販売するにあたり、しっかりとした説明や情報の提供が求められています。分からないなことは曖昧にせず、積極的に聞く権利あります。
    ・動物取扱業者であるペットショップは、ペットの販売にあたり、種類、習性、共用の目的等に応じてその当該動物の適切な飼養又は保管の方法について、必要な説明をしなければならない
    ・当該購入者に理解させるために必要なお方法及び程度により説明を行うよう努めなければならない(動物愛護管理法8条)
    ・第一種動物取扱業者のうち犬、猫その他の環境省令で定める動物の販売を業として営む者は、党愛動物を購入するもの…に対し、当該販売にかかわる動物の現在の状態を直接見せるとともに、対面にて使用又は保管の方法、生年月日…の必要な情報として環境省令で定めるものを提供しなければならない(動物愛護管理法21条)

(参考:環境省動物愛護管理法,ペットのトラブル相談第2版Q&A,ペットトラブルと動物取扱業の法律しくみと申請手続き)

繁殖を考えている

『かわいいうちのわんこの子犬が欲しい』と思うことも、あるかもしれません。それはかわいいと大切にしているからこそです。

その時に 1度立ち止まって考えていただきたいことが、うちの子は本当に子犬を産んでも大丈夫かな?という点です。
遺伝的な病気は、罹患している子の子供にも遺伝する可能性が高くなります。その場合、交配させないことが大事です。できれば、祖父母犬までさかのぼって確認したほうが安心です。

 

まとめ

遺伝子検査を活用したり、遺伝的に疾患を持っている子を繁殖に使用しないなど、先天的疾患をできる限り減らしていこうという世の中の流れはあります。

飼い主さん側でも、遺伝子検査を依頼したり、子犬と実際に会って健康状態をチェックし、元気な子を選ぶことでリスクを減らすことも可能です。

もし、迎えた子犬が先天性疾患を患っていても、複数の選択肢があると思います。例えば、別の子と交換してもらう、手術費用を負担してもらうなどです。完治しなくても、この子を飼うと決断される方もいるかもしれません。

迎え入れたワンちゃんとどのように向き合うかは人それぞれ考え方はありますが、命にかかわることでなければ「ワンちゃんの一面であり、個性」という捉え方もできるのではないかと思いました。

宜しければ、これからワンちゃんを飼おうと考えている方、既に迎え入れた方、ご参考になさってください。

 

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