トイプードルと猫が同居することはできる?仲良く暮らすには?

ここ数年、「SNS映え」、「散歩も不要でお金もかからない」と人気の猫。日本での飼育数は犬の約879万匹に対し、猫が977万匹(2019年、一般社団法人 ペットフード協会発表)と犬を追い抜いています。

犬と猫が仲良くしている写真や動画を見ると、愛らしく思わず一緒に飼ってしまいたくなっちゃいますよね。そんな猫と、人気ナンバー1のトイプードルが同居することは可能なのでしょうか。実際は仲良くならないパターンの方が多いとか。安易な気持ちで飼って「同居失敗」なんてことになっては犬も猫も可哀そうです。

そうならないためにも、これから新しく家族を迎え入れることを考えている方の基礎知識としてはもちろん、すでに同居していて悩みを抱えている方へのおさらいとして、犬と猫を一緒に飼うときの注意点やコツをまとめてみました。

まず、犬と猫、それぞれの違いをチェックしていきましょう。

 

それぞれの習性・性質を知ろう

犬と、猫の習性や性質を把握することは、これから同居するうえで必要不可欠なことです。幸せに暮らしていくために必要なことなのでしっかり理解することが大切です。

犬の習性・性質

犬の習性・性質
家庭内を群れ社会と認識する

警戒心・縄張り意識が強い

昼行性である

走るものを追いかける

猫の習性・性質

「スキンシップ中の猫(親猫と子猫)」の写真
猫の習性・性質
単独で行動する

夜行性である

高い所や狭い所が好き

質の高いテリトリー

犬にも、猫にも縄張り意識は強くありますが、それに対する意識には若干違いがあるようです。

群れで生活する犬は一緒に暮らす家族を「仲間」と認識し、単独で生活する猫は自分の寝床や安心してくつろげる場所などを自分のテリトリーとします。そのため、犬が猫のテリトリーに入り込みケンカに発展することもあります。

そのため犬が必要以上に猫に構うことがないよう、注意することが必要となります。

また、昼に活動する昼行性の犬と、暗くなると活動を開始する薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)の猫では、生活習慣が違います。そのため生活スペースを分け、それぞれが落ち着いて生活できる場所を作ってあげることが大切です。

トイプードルは明るく社交的ですが、一方で少し神経質な面も持ち合わせています。またとても賢く学習能力も高いため、一度嫌なことを体験するといつまでも覚えていたり、相手を見て立ち回ることもあります。

 

犬と猫が同居するために必要なアイテム

必須アイテム

犬に必要なアイテム

ケージ

トイレ

食器

首輪・リード・ハーネス・迷子札

おもちゃ

 

猫に必要なアイテム

ケージやキャットタワー

トイレ

食器

爪とぎ

首輪・迷子札

ねこじゃらしなどのおもちゃ

ケージは強い縄張り意識を持つ犬と猫には、それぞれが安心できる場所として必要です。また、飼い主が留守中にじゃれあうなどした際のケガやトラブルを防ぐためにも準備しましょう。

首輪や迷子札は脱走したときに家に戻れるかどうかを決める重要なアイテムです。

猫の爪とぎは

  • 足の裏から出るフェロモンをこすりつけて、縄張りを主張するため(マーキング)
  • 鋭い爪を維持し、外敵から身を守るため

など、本能的な行為のため基本的に止めさせることは出来ません。そのため爪とぎは準備しておく必要があります。

あると便利なアイテム

猫が脱走してしまうと大変です。目の前で脱走してすぐに捕まえることができればいいのですが、知らないうちに脱走してしまったときは捜し出すのは至難の業です。

他の猫と喧嘩になって怪我をしてしまったり、交通事故に遭い命を落とすことになることもあるかもしれません。

そして、犬と猫を同居することになったけど、どうしても性格が合わなかった場合には生活圏をしっかり分けることも重要となってきます。

そこで脱走を未然に防ぐための物や、廊下、部屋の出入口等に設置して生活圏をしっかり隔てることのできる便利なアイテムがあるのでいくつかピックアップします。

  • にゃんがーど(ねこ専用脱走防止扉)
引用:猫の脱走防止専門店 ねこ工房HPより


 こちらからチェックしてね→

 

  • 脱走防止窓
引用:猫の脱走防止専門店 ねこ工房HPより


こちらからチェックしてね→

 

食事は別々に

肉食に近い雑食の犬と、完全な肉食の猫では必要な栄養が違います。それぞれがお互いのフードを食べることは栄養のバランスが崩れ、健康に影響が出てきます。

また、健康状態や成長段階によっても必要な栄養が違うため、

  • 時間をずらす
  • 同じ場所で与えない

など食事はゆっくりリラックスして食べられるようにしましょう。

 

ストレス

性質や習慣の違いからストレスが溜まり、ケンカや体調不良を起こしたりすることがあります。

犬は散歩に連れていく、一緒に遊ぶ、また猫には高い所が好きな習性を活かしてキャットタワーなどで自由な運動をさせてあげるなどストレスを溜めさせないよう対策をとりましょう。

キャットタワーはストレス解消や自由運動のためだけではなく、一緒に遊んでいても万が一ケンカに発展してしまった時の猫の避難場所にもなります。

猫の爪とぎはマーキングや鋭い爪で身を守るための行為だけだはなく、まれにストレス発散をさせるためにすることがあるようです。

 

こんな行動は何を意味してる?

犬や猫の行動やしぐさをよく観察して、本当に仲が悪いのか、ただじゃれあっているだけなのか、お互いが何を伝えたいと思っているのかを知ることが出来ます。

好意的なしぐさ

犬の場合

犬が前足を上げる
甘えたいとき
飼い主の足などに前足を置く
かまってほしい、私に気づいてほしい(パピーリフト)

 

猫の場合

尻尾を上げる
友好的、甘えたい時
すり寄ってくる
親愛している、遊んでほしい

しっぽが前向きになると挨拶を意味します。

攻撃的なしぐさ

犬の場合

尻尾を上げる・蛇行している
威嚇・攻撃態勢
尻尾が折り返っている
自分が優位で思い通りにできると思っている

猫の場合

毛を逆立てて尻尾を下げている
怒っている
毛を逆立てず足の間に挟んでいる
恐怖心・不安を感じている
前足を上げる
猫パンチを出そうとしている・逃げ出そうとしている

迎え入れる際の注意とポイント

すでに犬がいる場合と、猫がいる場合では迎え入れる際の注意点やポイントを挙げてみました。

先住犬がいる場合

群れで生活する犬は、新しく来た猫を自分よりも順位が下と認識し、比較的スムーズに受け入れる場合が多いようです。

しかし犬は嫉妬心が強い動物なので、新入りの猫よりもご飯や遊びを優先するなどしてストレスを感じさせないよう注意しましょう。

先住猫がいる場合

すでに猫がいる場合は、無理に慣れさせるのではなく、単独行動を好む猫に、後から入ってきた犬がちょっかいを出してケンカに発展しケガをしないよう、初めのうちは部屋を別々にし徐々に慣れさせていくようにした方がいいでしょう。

また、先住犬がいる場合と同じく、ご飯は先に猫に与えましょう。そうすることで「猫の方が順位が上」と犬に教えることができます。

また、猫の排泄は食事と同じくらい大切なものです。また、腎臓の病気にかかりやすい猫の排泄は食事と同じくらい大切なものです。安心して排泄できるよう、犬を猫のトイレに近づけない方がいいでしょう。また、中には食糞をする犬もいます。寄生虫に感染する恐れもあり、衛生的にもよくありません。健康のためにも設置場所に注意しましょう。

 

まとめとコツ

私の知り合いにはコーギーやマルチーズと猫(どちらも迷い猫でした)を飼っていた人がいました。猫があとから家族になったのですが、どちらも仲良くしていたようです。マルチーズの子は、猫が事故に遭い死んでしまってからは元気をなくしてしまいました。とてもショックだったのですね。

数年前、我が家の玄関先に子猫が捨てられていました。猫を飼ったことがない私はどうしていいかわからず、とりあえず動物病院に連れて行くと、生まれてまだ3週間程度だと言われました。見つけた時は「ニャーニャー」と大きな声で鳴いていたので、「とても元気な子だな」とその時は思っていました。

しかし弱っていたため捨てられたのでしょう。その後徐々に元気がなくなり毎日病院に連れて行きました。すでに引き取ってくれる方も見つかっていましたが、1週間後に虹の橋を渡りました。

当時は3匹の多頭飼いをしていたのですが、そのうち一番若い大人しくのんびりした性格の男の子だけがダンボール箱に入れて廊下に隔離していたその子に興味があったらしく、鳴くたびにその子がいる方をじっと見ていました。もし元気になったら一緒に遊べるかもと思っていたので本当に残念でした。

  • すでにいるペットを優先する
  • それぞれが安心していられる場所を作ってあげる
  • 食事の時間や場所は分ける
  • 犬は散歩、猫はキャットタワーなどで自由運動をさせ、ストレスを溜めない
  • ペットだけを残すときはケージに入れたり、部屋を別々にする
  • 行動やしぐさで何を伝えたいかを見極める

先にいる子が社会性のある子の場合や穏やかな性格の子、後からくるペットが子犬や子猫の方が仲良くなりやすいようです。

ペットがのびのびと楽しく過ごしていけるよう、愛情を注いであげましょう。

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